このブログにたどり着いたと言うことはあなたは3000mSCに興味を持っている訳ですね!
3000m障害は他の中長距離種目と違い水濠に入るので足元が濡れてしまい、ノーマルのシューズで走ると滑って不利になってしまいます。
そのため、3000m障害ではスパイクが必須になります。
また、スパイクの中でも3000m障害を走るなら備えておきたい性能もあります。
そこで、この記事では3000m障害を走る上で必須の性能とおすすめのスパイクを紹介していきます。
ぜひ、スパイク選びの参考にしてください!
濡れたシューズで障害の上に乗ると滑って本当に危険だよ
怪我をしないためにスパイクを履こう!
3000m障害で必須な機能
排水性
まず、絶対に必要な性能は排水性です。
3000m障害では毎周水濠の中に飛び込むのでスパイクの中に水に侵入してきます。
ですので、素早くスパイクの中から水を抜くことが大切になってきます。
基本的に3000mSC対応と書かれているスパイクはアッパーがメッシュ素材になっていて、水が抜ける構造になっています。
クッション性
2つ目に必要な性能はクッション性です。
3000障害では91.4cmを水濠と障害を飛び越えて着地します。
フラットな状態で走るよりも大きな負担が足がかかってきます。
そのため、ある程度クッション性・屈曲性のあるスパイクを選ぶようにしましょう。
私が初めて3000m障害を走ったとき、3000m障害用のスパイクを持っていなかったので800mや1500mで使用する「ズームヴィクトリー」で出場したことがあります。
レースはなんとか走りきることができたのですが、終わってから足首が痛くなりしばらく走れないようになりました。
3000m障害用のスパイクを持っていないからといって中距離用のスパイクで走るのだけはやめてください。
おすすめスパイク
アシックス、ミズノ、ナイキ、アディダスの順番でメーカーごとにおすすめのスパイクを紹介します。
ガンラップ2
まずはアシックスの『ガンラップ2』です。
このスパイクは3000m障害を中心に1500mや5000mなど幅広く挑戦する選手のために作られました。
アッパーの前側部にアシックス独自の「DRAINING SYSTEM」という技術が使用されていて水濠でスパイク内に入った水を効果的に排出してくれます。
ミッドソールには「FLYTEFOAM」という技術が使われていて軽量性に富んでいます。
さらに、アウターソールにはクッション性と反発性を極限まで追求したナイロンプレートを搭載しています。
このスパイクは3000m障害に必要な排水性とクッション性、また1秒でも速く走るために軽量性と反発性も兼ね備えています。
「3000m障害を専門に活動したい!」と考えている人にはレースで最高の結果をもたらしてくれるでしょう。
筆者が高校生の時に使ってたスパイクだよ。
ジオスプラッシュ
2つ目のおすすめスパイクはミズノの『ジオスプラッシュ』です。
このスパイクは800mや1500mの中距離種目に力を入れている選手のために作られたシューズで3000m障害も対応できる使用になっています。
アッパーには人気レーシングシューズだったウェーブクルーズ10をベースに中距離用にアレンジされています。
ソールには柔軟性と反発性が高いプレートと安定性にすぐれたフラットソールが搭載されています。
3000m障害対応のスパイクですが中距離専門の選手をターゲットにしているのでラスト200mやスピードの駆け引きのために反発性がとても大きいです。
3000m障害で使用するには少しリスキーですがしっかりトレーニングを積んで筋力に自信があり、「勝負に絶対に勝つ!」という心意気を持っている人にはおすすめです。
クロノディスト
3つ目のおすすめはミズノの『クロノディスト』です。
これは3000m障害対応のスパイクではありませんが1500m~10000mまで幅広く使用できます。
特に5000mや10000mなどの長距離種目で使っている人が多い印象です。
他のスパイクと比べるとマラソンシューズを履いて走っている感覚に近いです。
反発力、クッション性、軽量性にバランス良く優れており、筋力に自信のない陸上初心者の人や初めてスパイクを買う人におすすめです。
部活動で陸上の中長距離を始めた息子さんや娘さんにプレゼントするのにちょうど良いスパイクかなと思います。
ズームマンバ
4目のおすすめスパイクはナイキの『ズームマンバ』です。
ナイキで唯一3000m障害専用にデザインされたスパイクです。
特徴的なのは他の3000m障害対応スパイクは水が浸入してきたらアッパーから効率よく排水する仕組みになっていますがこのズームマンバは水の浸入を防ぐ作りになっています。
また、安定したフィット感と軽い履き心地があり、障害で滑る心配もなくゴールまで駆け抜けます。
ナイキらしい最先端をいく技術と洗練されたデザインに感銘を受けます。
「他のスパイクと一線を画すようなものがほしい」という人や「ナイキが大好き!」という人におすすめです。
普段、ナイキのシューズで練習している人にはぴったりだな。
アディゼロ アヴァンティ
5つ目におすすめするスパイクはアディダスの『アディゼロアヴィンティ』です。
このスパイクのは800m~10000mまでの中長距離を専門にしている人のために作れました。
また、このシューズのコンセプトは単純明快で『速く走ること』です。
特徴は衝撃を吸収してそのエネルギーを反発力に変化させるBOOSTクッションと安定感をもたらすフィットシステムです。
3000m障害では大きな衝撃が何度も襲ってくるのでクッション性に優れたこのスパイクはおすすめです。
障害を越えた後の衝撃を反発力に変化させライバルに差をつけよう。
ナイキ ドラゴンフライ
最後の6つ目に紹介するのはやっぱりナイキのドラゴンフライです。
1500mから10000mまで使えるスパイクです。
かかと部には大きな穴が空いているので3000mSCでもバッチリです。
優れた反発性と軽量性、そしてクッション性がある、長距離といったらもうドラゴンフライには勝てないのではないでしょうか?
個人的にはクッション性に魅力を感じており、最後まで足を残せるのでラストの勝負でも切り替えができると思います。
最近のレースでは当たりを見渡せばほとんどドラゴンフライでこのシューズを履いていないだけでハンデを背負ったような感覚になります。
勝負に勝ちたいならドラゴンフライしかありません。
ホントにみんなドラゴンフライだよね。
最後に
ここまで6つの3000m障害に使えるおすすめスパイクを紹介してきました。
3000m障害の知識を有している友人や顧問は少なく、ネットでサーチしてもなかなか欲しい情報が出てこないということも多々あると思ます。
3000m障害のスパイクに関しても初心者の人はどれが良いのか検討がつかないはずです。
そこで、この記事を読んで少しでも悩みや疑問が解決してくれたら嬉しいなと思います。
自分に合うスパイクを手に入れてこれから楽しい3000m障害ライフを過ごしてください。
コメント