『ランナーズハイ』はマラソンやトロードバイクなど長距離種目をしている人にとって憧れであり、幸せなひとときを与えてくれますね。
ランニングをしていると「しんどい、もう足が動かない」と嘆いて途中でやめてしまうこともあると思います。
しかし、『ランナーズハイ』を経験したことがある人なら「あともう少し頑張ってみよう」「俺はまだやれる」という気持ちになると思います。
そこで今回は私がなりのランナーズハイのなり方と私が経験したランナーズハイの体感を紹介していきます。
個人的,ランナーズハイのなり方
それでは、私なりのランナーズハイのなり方を紹介します。
ズバリ!【雨の日にイライラしながらオーバーペースで長い距離を走る】です。
「雨の日にイライラしながらっておかしいだろ!?」って声が聞こえてきそうですが、私個人がランナーズハイに入りやすい条件なので許してください。
雨の日
一つ目の条件としては「雨の日」です。
雨の日に走るとシューズやランニングウェアが濡れてイライラしますよね。
私も走っているときに「こんな雨の中で走らすなよ!」「靴も服も濡れて重いし!」「風邪引いたら責任とってくれるんだろな!?」「あーーー、イライラする!」などと思いながら走っていました。
晴天の日なら何もイライラすることなく気持ちよく走れます。
しかし、晴天の日はランナーズハイのような高揚感や幸福感は得ることは少なかったです。
では、なぜイライラするのが良いのか?
これは個人的な見解なのですがランニングに没頭することが出来るからだと考えています。
「イライラ」する感覚は良い意味でも悪い意味でも「走る」という1つのことに没頭出来ている状態だと思います。
今、目の前にあるのは「イライラ」する感情と「最後まで走りきる」という使命だけです。
気持ちが良く、快適なランニングの時には「今日の晩ご飯は何かな?」や「アニメの最新話を早く見たいな」など余計な思考をしてしまっていて「走る」ことに没頭出来ていなかったことがランナーズハイに慣れなかった原因だと推測しています。
オーバーペース
二つ目の条件は「オーバーペース」です。
これはよく耳にする条件ですね。
ランナーズハイになるためには自分自身を極限まで追い込む必要があります。
「ちょっとしんどいから歩こう」と自分に甘えていたらいつになってもランナーズハイを体感することは出来ません。
普段のランニングより1キロあたり10秒~20秒ほどペースアップして行うとちょうど良いと考えています。
私は普段のジョグは4:00/kmでランナーズハイになるときには3:45~3:40/kmくらいのペースで行っていました。
心臓や筋肉に負荷をかけることで起こる身体の苦痛から解放するために下垂体から別名「脳内麻薬」と呼ばれる「内因性カンナビノイド」を分泌します。
「これ以上は身体がもたない」と脳が錯覚するほど肉体的に追い込むことが必須です。
長い距離(時間)を走る
最後の条件は「長い距離(時間)を走る」です。
これもランナーズハイになるうえでありきたりな回答ですね。
いくらペースを上げても走る距離が5km程度であったり時間が20分程度では到底ランナーズハイにはたどり着きません。
個人的には距離なら15,6km、時間なら1時間程度走ったときランナーズハイを体感できました。
一定の距離や時間を決めて、「これ以上は走れない」という感覚を超えた先がランナーズハイです。
無謀と思えるような距離や時間設定をして精神的に追い込みましょう。
まとめ
以上の3つが私がランナーズハイになりやすい条件です。
最初に紹介した【雨の日にイライラしながらオーバーペースで長い距離を走る】 を説明した通りに言い換えると、【他のことを考えられないほどランニングに没頭して肉体的、精神的に限界まで追い込む】です。
また、靴はナイキの厚底シューズが個人的に良いと思っています。
普通のランニングシューズでは維持することが出来ないようなペースでも比較的楽に走れるので自分の限界を超えやすくなると思います。
他にはカツサプというサプリを使用してみるのもおすすめです。
【限界突破】をコンセプトに作られたサプリでランナーズハイを目指す人には非常にマッチしていると思います。
〈カツサプについてはこちらの記事で紹介しています。〉
一般的,ランナーズハイのなり方
続いて一般的にランナーズハイになる方法と言われていることを簡単に紹介していきます。
キツいなと思うペースで走る
これは私が先ほど紹介したことと同じですね。
肉体的に追い込む方法です。
一人で走るとどうしてもペースは落ちてしまうので集団で走るようにすると良いでしょう。
比較的長めの距離と時間を走る
これも先ほど紹介したことと同じですね。
こちらは精神的に追い込む方法です。
少なくとも1時間は走るようにするべきという考えが比較的多かったです。
筋肉痛の時に走る
ランナーズハイを目指す前日に激しくトレーニングすると良いという考えもありました。
筋肉が超回復をしているときは神経伝達物質が活性化しているのでランナーズハイになりやすいそうです。
大声で叫ぶ
ストレスホルモンが多く身体の中にあるとランナーズハイになりやすいという考えもあります。
大声で叫ぶと身体の中でストレスホルモンが生成するので効果的らしいです。
朝にシャワーを浴びる
起床後はランナーズハイを引き起こす内因性カンナビノイドの濃度が通常の3倍もあります。
加えて、冷たいシャワーを浴びるとさらに内因性カンナビノイドが活性化するらしいです。
余計なことを考えない
これはランニングに没頭するということですね。
周りのことは気にせずに自分自身の身体の声に耳を傾け、自分のペースで走るようにしましょう。
ランナーズハイの感覚
それでは私がランナーズハイによくなったときの状況と感覚を紹介していきます。
私がランナーズハイになるときには先ほども紹介した通り雨が降っていました。
また、練習する場所は競技場でペース走をしているとき多かったです。
ペースは3:45程度で距離は20kmです。
だいたい15,6kmにさしあたるときランナーズハイになりました。
私の感覚としてはずっと「イライラ」や「モヤモヤ」していた感情が気がついたときは無くなり、思考が止まります。
そして、少し意識が回復してぼんやりと「これはランナーズハイに入るなぁ」や「来たな」という考えが一瞬で流れるように頭をよぎります。
その後、色彩に富んだ周りの風景が背後から迫りくるモノトーンの世界に侵食されていくイメージで、目に見える範囲すべてが白黒になりあるのは濃淡だけになります。
それと同時に聴覚もだんだん奪われていきます。
イメージはイヤホンで耳を塞いで「ボォォォォォ」という感じで飛行機のエンジン音のようなホワイトノイズで覆われます。
一般的にランナーズハイは「空の澄み渡った青色がより鮮明に描かれ、周りの物音がより鋭く数キロ先まではっきりと聞こえるようだ」といった表現をされます。
しかし逆に、私は視覚と聴覚の情報を遮断されるような感覚になります。
頭にあるのは「もっと速く」「もっと前へ」という気持ちだけです。
今まで雨に濡れて重たかったはずの身体や脚が突如、重力が無くなったかのように軽くなりどこまでも走って行けるような感覚になります。
今の自分ならどんな人にも絶対に負けないという不思議な感覚と疲れ切っていたはずの身体が息を吹き返し、その日の練習のスタート以上のエネルギーとパワーが漲ってくる感覚に襲われます。
苦しさは全くありません。
走っている最中は幸福感や満足感はなく、一心に「速く前へ進め!」という野心だけです。
走り終わった後に、幸福感や満足感、達成感などを感じます。
そして、「また、あの感覚を」「もう一度、あの領域へ」と感じ走ることが楽しくなってきます。
最後に
今回はランナーズハイのなり方と私の体感について紹介しました。
ランナーズハイの分かりにくい感覚を言語化したのに加えて私の拙い表現のせいでなかなかイメージが湧かないかもしれません。
しかし、ランナーズハイはすべての人が同じ感覚になるわけではありません。
私のように感覚が遮断される人もいれば感覚が研ぎ澄ませる人もいます。
私の体感を読んでくれた人は次に走るときはその情景や風景、感覚などをイメージしてみてください。
ランナーズハイに入る助けになるかもしれません。
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