最近、日本でもレッドブルやモンスタードリンクなどエナジードリンクが流行っています。
陸上選手の間でも試合前に摂取する人も増えてきています。
実際に僕も飲んでいますし、僕の身の周りの選手も飲んでいるのを目にします。
では、どうしてエナジードリンクを飲むのでしょうか?
また、どんなエナジードリンクがレース前におすすめなのでしょうか?
この記事にたどり着いたあなたは多かれ少なかれエナジードリンクに興味を持っているはずです。
ぜひ最後まで読んでいってください。
エナジードリンクを飲むメリット
まずはエナジードリンを飲むことのメリットを見ていきましょう。
陸上選手にとって気になるのはここだと思います。
「パフォーマンスは上がるのか?」「疲労回復はできるのか?」など気になっているあなたは読んでください。
パフォーマンスの向上
まずは、パフォーマンスの向上です。
エナジードリンクにはカフェインが多く含まれています。
このカフェインには運動能力向上という研究結果がいくつもあります。
マラソンや自転車レース、トライアスロンなど持久力が重要な種目になると「平均で3%、最大で17%もの運動能力が向上した」という研究結果があります。
何%と言われてもパッとしないので具体的に考えてみましょう。
陸上を行っている高校生の5000mの平均タイムが約18分らしいのでコレを使ってみます。
(分単位だと計算が分かりづらいので秒単位で考えます。)
研究結果通りに、もし3%の運動能力が向上したと1080s×3/100=32.4sとなるので約32秒速くなることが分かります。
研究の実験ではマラソンなどで行っているので5000mでも全く同じ結果になることはないと思いますがいくらかのパフォーマンス向上は期待できます。
結局は、結果が良くなるかどうかだよな。
疲労回復
エナジードリンクには疲労回復の効果もあります。
カフェイン以外にアミノ酸やビタミンなども含まれているので筋肉のダメージの軽減、回復促進も考えられます。
長距離選手なら初日に1500m、二日目に5000mなど連戦になることも多いと思います。
二日に疲労が残っていたらしんどいので疲労回復に効果があるのも嬉しいですね。
プラシーボ効果
他にプラシーボ効果というものも感じられます。
プラシーボ効果とは「効くという思い込みで出来るようになる」ことです。
何事もまずは「自分はできる」と考えることが重要です。
そこで、自己暗示の意味もかねて「自分は絶対に勝つ、何があっても勝つ、あいつだけには負けない」と念じながらエナジードリンクを飲んでみてください。
実際にその通りになるかもしれません。
プラシーボ効果(プラセボ効果)とは、本来は薬としての効果を持たない物質によって、得られる効果のことです。デンプンなどを使い、薬のように見せた物を偽薬、またはプラシーボと言います。プラシーボ効果は無視できないもので、プラシーボ効果のみを目的とした偽薬を販売している会社もあるくらいです。
全日本民医連
自分で自分をだまそう!
ルーティーン
最後のメリットはルーティーンです。
毎回、レース前に同じ行動をしていると大きな大会でどんなに緊張していてもいつも通りに落ち着くことが出来ます。
練習のレースでは総体やインカレなどをイメージしながら飲んで、実際の大きな大会では練習をイメージして飲んでみてください。
エナジードリンクを飲むデメリット
今度は反対にエナジードリンクを飲むことのデメリットを見ていきましょう。
基本的に1日に2本までならこのような状態にはならないと思いますが「あれ、なんか変だな」と感じたら飲むのはやめてください。
ノミスギ ダメ ゼッタイ
カフェインの過剰摂取
カフェインを過剰に摂取してしまうと、不眠症や吐き気、下痢などの健康被害をもたらします。
エナジードリンクは多くても1日に2本までにとどめておきましょう。
依存症になりやすくなる
海外の研究でエナジードリンクを飲んでいる人は、飲まない人と比べてアルコール依存症や鬱になる危険性が高いという結果があるらしいです。
エナジードリンクの飲み過ぎには気を付けましょう。
エナジードリンクの選び方
続いてはエナジードリンクの選び方を考えて見ましょう。
個人的にエナジードリンクを選ぶときの基準になるのは「カフェイン含有量」「栄養成分」「味」の3つだと思います。
自分に合ったドリンクを見つけてください。
自分に合うかどうかが一番大切。
カフェイン含有量で選ぶ
エナジードリンクの最も重要な指数がカフェイン含有量だと思います。
上でも少し説明しましたがカフェインにはパフォーマンス向上の効果があります。
他にも、眠気をなくしたり、リフレッシュしたりと適度な量を摂るとあなたのカラダをサポートしてくれます。
しかし、多く取り過ぎると吐き気や震えなどの症状も出てくるので注意が必要です。
栄養成分で選ぶ
エナジードリンクにはアミノ酸やビタミンなど栄養成分が含まれているモノも多いです。
アミノ酸はあなたのカラダを形成する基になったり、病原菌やウイルスなどの外敵と闘ったりと健康維持に必須の成分です。
ビタミンも体の調子を整えるのに大きな働きをしてくれています。
また、ドリンクによってはカロリーが多く含まれているモノもあるのでエネルギー摂取としても使えます。
味で選ぶ
味もエナジードリンクを選ぶ大きな要因になり得ます。
商品によっては炭酸がとても強かったり、甘かったり、苦みがあったり、クセがあったりといろいろと異なります。
レース前に飲んで不快な思いをすることがないようにいくつか自分の好きな味を見つけておきましょう。
おすすめのエナジードリンク
それではここからおすすめのエナジードリンクを紹介していきます。
ここに出てこなかったエナジードリンクでも優れている商品はあります。
あくまで一例と考えてください。
また、購入する際にはまとめて買うと安くなるのでお得です。
モンスターエナジー 355ml
まずはモンスターエナジーです。
モンスターエナジーは黒と緑で恐竜の爪痕のような模様が付いている特徴的なパッケージです。
アメリカ発祥ですが、日本ではアサヒ飲料が日本人の口にも合うように変更を加えて販売しています。
このドリンクの特徴はなんといってもカフェイン含有量の多さです。
355mlの中に142mgものカフェインが含まれています。
一本だけで十分満足できる量です。
味の方も炭酸のガツンとした刺激と甘い風味が残り、おいしく飲めます。
筆者がレース前にいつも飲むやつだね。
モンスターカオス 355ml
続いてはモンスターカオスです。
通常のモンスターが苦手な人でも飲めるように果汁を加えています。
リンゴやオレンジ、桃、パインアップルなど様々な果物を取り入れることで炭酸をマイルドにしてスムーズに飲めるテイストになっています。
カフェ飲料は通常のモンスタードリンクと同じなのでパフォーマンス向上もしっかり期待できます。
レッドブル 250ml
次はレッドブルです。
エナジードリンクといえば「レッドブル」と呼べるほどの知名度を誇っています。
日本でも「翼を授けるぅぅ」というCMは有名ですね。
カフェイン含有量は80mgとなっていてモンスターエナジーと比べると控えめになっています。
味は酸味のあるすっきりとした味わいで飲みやすいです。
品質の高さにも定評があり、ビタミンB群やアルギニンなども使用されています。
翼生えないかなぁ
ゾーン 500ml
次はゾーンです。
2019年に発売されてから少しずつですが知名度を増やしてきています。
内容量は500mlでたっぷりと入っているので一本だけで満足できます。
また、他のエナジードリンクと比較すると、内容量は多く、価格は安いので非常にコスパの良い商品です。
カフェイン量も150mg入っているので運動能力向上の効果はあるでしょう。
味はしっかりした強炭酸で目が覚めるような感じです。
500mlで大容量なのは嬉しいですがレース前に飲むには多すぎる気がします。
筆者が勉強するときに飲むやつだぁ。
モンスターエナジーM3
モンスターエナジーM3は通常のモンスターエナジー355mlを150mlにギュッと成分を凝縮させたモノです。
時間がないときや急いでいるときに手軽に飲むことができ、素早くエナジーをチャージできます。
濃厚な味わいとモンスターらしいテイストなので150mlでも満足できるはずです。
オロナミンC
最後はオロナミンCです。
「元気ハツラツ!オロナミンC」でおなじみのエナジードリンクです。
日本では50年以上の歴史があり、人気なドリンクですね。
カフェイン量は1本で18mgとモンスターやレッドブルと比較するとかなり少なめです。
その代わりにビタミン類やアミノ酸が多く入っています。
味は大人から子供まで飲みやすい甘さとスッキリさがあります。
個人的にレース後の疲労回復に最適だと考えています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
エナジードリンクを飲むメリットや選び方、おすすめのドリンクは確認できましたか?
エナジードリンクの効き目は飲んでから1時間程度してから効果が出始めます。
なので、アップを開始する30分前くらいに飲むのがおすすめです。
個人的はレース前にモンスタードリンクの355mlを飲んでいます。
強炭酸とケミカルな風味で目が覚めるような感覚と142mgの大容量のカフェインが気に入っています。
355mlを飲むのがしんどいという人はモンスタードリンクM3を試してみてください。
あなたに合ったエナジードリンクを見つけて、あなた自身の力を最大限発揮出来るようにしましょう!
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