受験するに当たって勉強の基本は参考書になります。
しかし、本屋に行って参考書コーナーに向かうと本がいっぱいあって「どれを買えばいいか分からない!?」といったことが起きがちです。
実際に僕が大学受験をするときにはいつも頭を抱えていました。
そこで、このブログでは大学受験に必ず役に立つ数学の参考書をレベル別で8つ紹介します。
とにかく厳選して少なくしているの「これも良書だよ!」と意見したくなる参考書もあるかもしれませんがご了承ください。
偶然でもこのブログを見かけてくれたあなたの悩みを少しだけ軽くしてみせます。
偏差値 ~50
まずは偏差値50を目指すための参考書を紹介します。
偏差値50は基本的な問題が解ければ目指すことのできるレベルです。
分厚くて取り組むのが大変そうな参考書より、カラーであったり会話形式の講義系参考書が良いと思います。
学校の教科書で問題無く理解できる人はそれでOKです。
やさしい高校数学
まず紹介するのはやさしい高校数学です。
先ほど分厚めの参考書は避けるべきと伝えましたが、すみません、これは結構分厚いです。
でも、中身を見てみると先生と生徒の会話形式でスラスラと進めていけます。
また、数学が苦手な人がつまずきやすいポイントを生徒が疑問として先生にぶつけてくれるのでストレスなく読めます。
学校の授業が理解できないという人や基礎の基礎から丁寧に勉強したい人にぴったりな一冊です。
坂田アキラの面白いほどわかるシリーズ
続いて坂田アキラの面白いほどわかるシリーズです。
この参考書は分野ごとに分かれて出版されています。
文字は大きくて読みやすく、教科書では理解できなかったポイントをしっかり学習できます。
苦手な分野や網羅系参考書をしていて詰まったときにおすすめです。
特に高校生なら確率と数列でこけてしまう人が多い印象です。
僕も数列でこけてしまってどうしようかと悩んでいたときにこの本に出会い助けられました。
偏差値50~55
続いて偏差値55を目指す人の参考書を紹介します。
ここでは受験の基本的な典型問題を解いていくようになります。
数学が得意で難関大学や理系国立大学を目指す人はこのレベル帯の参考書を飛ばして次に進んでもらって構いません。
数学が苦手で最低限の得点を取れるようになりたいと考えている人は以下の参考書を完璧にすることを目標にしてください。
白チャート
偏差値55を目指す人におすすめの参考書は白チャートです。
「え、白チャート?青チャートじゃないの?」と感じるかもしれませんがいきなり青チャートはレベルが高いです。
もちろん青チャートを問題無く理解できる人はそのままで良いです。
でも、個人的に学校で配られた青チャートは8割の人が挫折感を味わっていると考えています。
分厚さ、そして一問一問の重さ、さらに天を仰ぎたくなるような膨大な問題数。
数学が苦手な人からしたらただの拷問ですね。
ということでまずは白チャートをおすすめします。
たしかに青チャートよりは網羅性や完成度には欠けますが基礎的な力は十分に身につき、センターテストでは十分に平均点以上を狙えます。
ただし、共通テストは受験生の頑張りをすべて無駄にするような問題が多くあるのでどんな参考書をしてもなかなか難しいです。
まずは、センターレベルをしっかり解けるようになりたい人におすすめです。
基礎問題精講
続いては基礎問題精巧です。
この参考書も良書として有名です。
問題ごとに見開き2ページでその問題に取り組むに当たって必要な知識や考え方を詳しく説明しています。
重要な典型問題しか載っていないので効率よく基礎固めしたい人におすすめです。
この参考書を完璧にすれば日東駒専と産近工龍などの中堅大学合格レベルやMARCHと関関同立の基礎レベルに到達できます。
偏差値60~
偏差値60以上を目指す人は典型問題は完璧に解けるようになっていて、その知識を組み合わせる必要が出てきます。
このレベル以上は正直、参考書がどうこうよりも数学的な思考力が大切になると思います。
いくら勉強しても成績が伸びない人と数学が簡単に感じて偏差値70近くまで突き抜ける人の分かれ目になってくるところです。
青チャート
まずは、青チャートです。
数学の参考書の中で最も有名なのではないでしょうか。
内容も充実していてこの一冊で必要な解法・知識はすべて学習できます。
しかし、内容の充実しているだけ難易度も高いです。
学校で配られることも多いと思いますが、挫折する可能性が非常に高いです。
数学に自信がある人か偏差値70以上の進学校に通っている人でない限りはもう少しレベルを落としても良いと思います。
この一冊を仕上げればどこの大学でも狙える力がつきます。
フォーカスゴールド
続いてはフォーカスゴールドです。
この参考書も非常に有名ですが一般的な本屋さんでは購入出来ません。
この一冊で基本的な内容から高度な内容まですべて網羅しています。
青チャートと比較すると問題数が多く、解説が非常に詳しくなっています。
しかし、「こんな問題はでないだろう」というマニアックな問題もあるので注意が必要です。
この本をマスターすればどこの大学でも怖くありません。
東大を目指す人の多くがこの参考書を使っているらしいです。
重要問題集
最後は重要問題集です。
重要問題集シリーズは理科で有名ですが数学バージョンもあります。
青チャートやフォーカスゴールドの網羅系参考書と違って演習系の参考書になります。
実際の入試問題で狙われやすい部分を厳選して掲載してあります。
また、毎年新刊が発売されているので新しい傾向の問題にも強い印象があります。
最後の総仕上げとして使ったり、基礎問題精巧などで数学に自信がつきもう一段階ステップアップしたい人におすすめです。
計算参考書
「問題は間違えたけれど解法は分かるからいいや」や「模試ですべて解き終わらない」という人はいませんか?
そのまま何も対策しないとおそらく本番でも同様にミスをしてしまい高得点を逃してしまうでしょう。
そんな人は計算参考書をやって欲しいです。
計算問題だからといってバカにしないでくださいね。
典型問題をマスターした後に最終的な合格の分岐点は計算能力といってもいいかもしれません。
合格る計算シリーズ
おすすめは合格る計算シリーズです。
この本をやれば確実に計算スピードが速くなります。
「こんなやり方があったのか」と新しい発見も多くあります。
特に理系で数Ⅲを使う人には強くおすすめします。
微分積分は正確性とスピードが命です。
この参考書でしっかりマスターしましょう。
最後に
今回は数学の参考書を紹介しました。
数ある中から自分で選ぶのは大変だと思います。
でも、ここで紹介した7冊はハズレのない良書だけです。
どの本を購入しようか迷っている人は是非参考にしてください。
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