理系で大学受験を考えているなら多くの人が物理を選択しているのではないでしょうか?
物理は最も簡単に満点を狙える科目と言われていますが、得意・苦手がはっきりしていると思います。
得意な人は理論的な部分と基礎的な問題をマスターすれば簡単に高得点を狙ってきますが、苦手な人からすれば何をすれば良いか分からないと悩んでしまいますね。
そこで、このブログでは物理で高得点をとるためにやっておきたい参考書を紹介します。
数ある参考書の中から厳選して良書だけを伝えるのでぜひ参考にしてください。
あなたの参考書選びの悩みを少なくしてみせます!
偏差値~50
まずは偏差値50を取るための参考書を紹介します。
偏差値50は各分野の基本的な理論の理解と基礎的な問題を解けるようになればいけます。
ですので、そんなゴリゴリの問題集ではなく、講義系や基本的な解法解説の参考書がおすすめです。
学校の教科書で理論的な部分を理解できるのであればそれで十分です。
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本
まず最初に紹介するのは漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本です。
物理の講義系参考書の中では1位2位を争う人気本です。
「力学・熱力学」「電磁気」「波動・原子」の3冊に分かれています。
一冊一冊かなり分厚いですが図やグラフを多様していてスラスラ読み進められます。
問題の解法紹介で他の参考書には載っていない特徴的な解き方をしているときがあるので一度本屋さんで中身を見てから購入するのをおすすめします。
物理の基礎から丁寧に学習したい人にオススメです。
物理のエッセンス
続いては物理のエッセンスです。
高校物理の参考書の中で最良書と呼ばれることが多いです。
この参考書は基本的な問題の解法を紹介しながら、発展問題でも通用する物理の本質を学べます。
本は薄く取り組みやすいので物理に苦手意識がある人や基本的な解法をマスターしたい人におすすめです。
また、問題を通して理解を深めるタイプの人にぴったりな一冊です。
入門問題精巧
最後は入門問題精講です。
この本も理系科目の基礎問題精講シリーズとして有名です。
見開き2ページで問題・解き方・ポイントが載っています。
入門レベルですが本当に初心者いきなりこの参考書に取りくむと難しいでしょう。
教科書や授業で理解したことを問題に紐づけるのに適した参考書です。
問題数は多く、網羅性も高いので解法をマスターできます。
また、その問題のポイントも記載されているので予備知識も蓄えられます。
偏差値50~55
続いて偏差値55を目指す人のための参考書を紹介します。
偏差値55は基本的な解法を覚えて出題された問題に正しく使うことができれば到達出来るでしょう。
このレベルでは問題中心の参考書がほとんどです。
漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座
まずは漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座です。
この本は漆原晃の物理が面白いほどわかる本の次にくる参考書です。
漆原晃の物理が面白いほどわかる本を使ってみて「この人の参考書、最高!」と思ったらぜひそのままこの参考書で問題演習をしてください。
この参考書の独特な特徴としてどんな問題でも3ステップに分けて解法を説明しています。
漆原先生の虜になった人におすすめの参考書です。
良問の風
続いて良問の風です。
この本は物理のエッセンスの続きになります。
一応続きという立ち位置ですがエッセンスは問題数が少なく演習が足りていないのでいきなりこの参考書に取り組むとしんどいかもしれません。
問題無い人は良いですがしんどいなと思った人は入門問題精講やセミナーの基本問題などで演習を積んでから望むと良いと思います。
問題の難易度は入試標準レベルなので中堅私立大学や地方国立大学なら合格レベルに達することが出来ます。
基礎問題精講
最後は基礎問題精講です。
こちらは入門問題精講の続きになります。
この本は入試で頻出な定番問題や典型問題が揃っています。
問題数も多いので今までに習ってきた解法を本当に使えるかチェックも出来ます。
また、入門問題精講同様にその問題のポイントも記載されているので予備知識も溜まります。
物理の中で個人的に一番好きな参考書になります。
解法の定着の確認と問題演習をしっかりしたい人におすすめの参考書です。
この本もマスターすれば中堅私立大学や地方国立大学に必要な力は身についているでしょう。
偏差値60~
漆原晃の物理 最強99題ー合格への最短距離
まずは、漆原晃の物理 最強99題ー合格への最短距離です。
この本は漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座の続きです。
明快開放講座は入試基本レベルの問題が中心でしたが、こちらは難関大学で出題されるような問題が載っています。
独特な3ステップ解法は健在で漆原先生のシリーズで勉強してきた人にとっては最高の参考書になるでしょう。
しかし、解法が独特なので今まで漆原先生の参考書を使っていなかった人は他の問題集にしましょう。
ほぼ100%戸惑ってしまいます。
漆原シリーズで勉強してきて難関大学を目指したい人におすすめです。
名問の森
続いては名問の森です。
この参考書は良問の風の続きです。
良問の入試問題を収録しているハイレベルな問題集です。
「力学・熱力学・波」「光・電磁気・原子」の2つ冊に分かれています。
本は薄いですが一問一問はしっかりしています。
この問題集をマスターすれば早慶や旧帝国大学(東大・京大は除く)などの難関大学でも合格レベルに達せます。
エッセンス、良問の風を使ってきた人で難関大学を目指す人にオススメです。
重要問題集
最後は重要問題集です。
この問題集は進学校で学校用教材としても用いられていると思います。
A問題とB問題に分かれており、B問題は東大や東工大といった理系の最難関大学の問題も含まれています。
A問題も簡単な問題ではなく、今まで覚えてきた解法を組み合わせて解いていくような良問が揃っています。
また、毎年新刊が出版されているのでフレッシュな問題が多くあります。
難関大学を目指す人の演習問題用としてピッタリです。
最後に
今回は物理のおすすめ参考書を紹介してきました。
今回、紹介した以外にも良書はまだ眠っています。
しかし、本屋ですべてを確認することは難しいのでここでは9冊の本に厳選して紹介しています。
どの本を買って勉強すればいいか分からないという人は参考にしてください。
このブログに出会ったあなたの悩みを少しでも解消できていたら幸いです。
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