C言語は古くからあるプログラミング言語ですが、現在でも家電や電子機器の制御やパッケージソフトの開発、ITインフラなどさまざまな場面で使用されます。
また、理系学部の大学生の授業でプログラミングと言えばほとんどC言語だと思います。
実際に僕の大学でもC言語の学習をしました。
プログラミングを学ぶなら、まずはC言語という風潮は強いですが他の言語と比較しても難解な部類に入ります。
授業でも理解が追いつかない学生も多かったですし、単位を落とす人もちらほらいました。
このブログではそんなC言語を初心者でもしっかり理解して学習できる本を厳選して9冊紹介していきます。
それでは早速見ていきましょう!
Cの絵本 第2版 C言語が好きになる新しい9つの扉
最初に紹介する「Cの絵本」はプログラミング経験が本当に何もない超初心者向けの本です。
プログラミング言語の本は「入門・初心者」という文言が付いていてもパソコンやプログラミングについてノータッチの人からすると難解に感じると思います。
実際に僕は大学の授業で最初に使った教科書は下でも紹介しますが、挫折しかけました。
まずは、本書で基本の基本から学ぶことをおすすめします。
重要な基本事項は本書で一通り学習でき、C言語についてのイメージをつかむことが出来るでしょう。
本書を読んでみても「何コレ、難しい」と感じるようでしたら、残念ですが個人的にプログラミングを学習するのは難しいと思います。


12歳からはじめる ゼロからのC言語 ゲームプログラミング教室
続いて紹介する本書は簡単なゲームを作りながらC言語を学習していくスタイルをとっています。
初心者のプログラミングの学習法はズラズラと並んでいる文字と英数字を眺めながら文法や構造を理解していく地味なものです。
この学習が普通ではありますが、「プログラミングの面白さを感じられない!?」と辞めてしまう人も出てくると思います。
僕も「何やってんだろ」と思っていました。
しかし、この本で学習すれば視覚的に理解でき、実際に自分が書いたコードでゲームが完成するのでテンションも上がり、学ぶモチベーションも向上するはずです。
簡単ではありますが「ロールプレイングゲーム」や「恋愛シミュレーションゲーム」を自分の手で作ってみましょう。
この本を学習後はきっとやる気に満ち溢れているはずです。



筆者は確かこれのpythonバージョンで遊んでいたね
1週間でC言語の基礎が学べる本
本書はタイトル通り1週間でC言語の基本をマスター出来るようになっています。
上記で紹介した絵本やゲームではなく、しっかりと本を読みながら勉強したいけどまずは簡単な本から始めたい人にぴったりな1冊になっています。
具体的には「1日目 はじめの一歩」「2日目 C言語の基本」「3日目 繰り返し処理、配列変数」「4日目 関数」「5日目 アドレスとポインタ」「6日目 メモリの活用、構造体」「7日目 覚えておきたい知識」という1週間のスケジュールになっています。
C言語の中では難しいと感じる人が多いポインタも紹介されており、基本はしっかり学べるのかなと思います。
この本だけでは難しいことはできませんが、C言語でプログラミンが書けるようになるはずです。
まずはざっくりとした内容を学びたい初心者におすすめです。

初学者が最初に学ぶ本として最適だと思うな!
C言語[完全]入門
ここから紹介していく本はしっかりプログラミングを学んでいきたい初心者向けの本になります。
全く知識の無い初心者いきなりこのレベルから始めると「難しい…やめたい……」と感じる部分も多く出てくると思うので注意が必要です。
最初に紹介する「C言語[完全]入門」はその名の通り、入門書向けですが本格的になっています。
基礎編の全9章320ページ、応用編の全7章250ページ、実践編の全3章80ページからなり、約600ページの超大作です。
本書を1からじっくりマスターしていけば基礎は完璧になると思います。
分量が分量だけに個人的に1年ほどかかってしまうのではないかと思いますが……
これからじっくりとプログラミングを学習していきたい人におすすめです。
かんたんC言語
こちらの本書はページレイアウトに力を入れており、ビジュアル的に分かりやすくなっています。
多くの図が入っていたり、文字の大きさを変えていたり、一般的な地味で味気ない本とは一線を画しています。
サンプルコードも見やすいように工夫がされています。
この1冊があれば、C言語の1通りの機能をすべて身につけることが出来るでしょう。
また、章末には練習問題があるので、学習した内容を確認できるのも嬉しいポイントです。

レビューの評価も高いから良いと思うぜ!
新・明解C言語 入門編
続いて紹介する本書はC言語を学ぶ本の中で最も売れている1冊になります。
累計100万部以上売れており、大学の授業でも使用されることが多いです。
実際に僕も授業でこの本を使用して学びました。
特徴としては、サンプルプログラムが非常に多く、様々なコードを見て学習できます。
また、この本の問題集もあるので同時並行でするのをおすすめします。
具体的な構成としては「第1章 まずは慣れよう」「第2章 演算と型」「第3章 プログラムの流れの分岐」「第4章 プログラムの流れの繰返し」「第5章 配 列」「第6章 関 数」「第7章 基本型」「第8章 いろいろなプログラムを作ってみよう」「第9章 文字列の基本」「第10章 ポインタ」「第11章 文字列とポインタ」「第12章 構造体」「第13章 ファイル処理」の13章からなります。
個人的には5章の配列と11章のポインタが難しく感じました。
また、やはり全くプログラミングを知らない人は一度「Cの絵本」などを挟んだ方が良いと思います。
僕は一度挫折して、単位が取れるか怪しかったです。
超初心者向けの本からステップアップしていくための2冊目としておすすめです。



プログラミング初心者向けの本は難しすぎるよぉ
下の「新・解きながら学ぶC言語」とセットで買うのがおすすめです。
スッキリわかるC言語入門
こちらの本も大人気シリーズになっています。
豊富なイラストと図が使用されており、読みやすく、解説が親切で内容が幅広くなっています。
また、登場人物が吹き出し形式で表現されていたり、ストーリー仕立てだったり、飽きることがないように工夫が凝らされています。
本書を読めば、C言語の学習で必ずぶつかる「なぜ?」「どうしてこうなる?」などといった疑問を効率よく理解できるでしょう。
「パズルRPG」を製作する章もあるので、楽しんで最後まで学んでいけると思います。
完全独学で学習していくつもりなら最適な1冊になるでしょう。



独学ならこの本にかぎるな!
苦しんで覚えるC言語
この本のタイトルを見ると「ヤバそう」や「苦しむとか嫌だよ」とか思ってしまいそうですが、そんなことありません。分かりやすいです!
ネットで人気になった同名のC言語講座をサイト運営者自らが書籍化したもので、ひとつひとつの要素をスローモーションでゆっくり確実に解説していることが特徴です。
ただし、ひとつひとつ丁寧に解説しすぎて最初のプログラムを動かすまでに約65ページもあります。
ある意味、苦しいです。最初のプログラムに行くまでが鬼門ですね。
こちらも定番の1冊なので超初心者向けの本を終えてステップアップしたい人におすすめです。



手軽に持ち運べる大きさなのでちょっと時間に勉強するのに良いかもね。
独習C
最後に紹介する本書はC言語初心者を脱して中級者へと橋渡しをしてくれるような本になります。
内容もより、専門的になり、難しい内容も多くなっています。
旧版は図やイラストが少なかったですが、新盤で大幅に追加し読みやすくなっています。
このシリーズの「わかりやすい解説」「理解が深まる例題」「力試しの練習問題」という3ステップを踏襲しており、力が付いていることを実感できます。
レビューを読んでみると「苦しんで覚えるC言語からステップアップするために購入したが分からなかった」という人もいたので難易度が高いことが予想されます。
初心者を脱したい人にはうってつけの一冊です。



難しいかもしれないけどレベルアップのために頑張らないと!
最後に
今回はC言語初心者に読んでもらいたい入門書を9冊紹介してきました。
読んでみたいと思った本はありましたか?
プログラミングは将来、役に立つことは自明ですが独学ではどうしても難しくなってくると思います。
個人的におすすめのプログラミングスクールを2つ紹介するので良かったらホームページを見てみてください。
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