【陸上】100m・200mで勝利を目指すためのおすすめスパイク8選

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陸上競技の中で最も競技人口が多く、花柄の種目である100m。

400mや5000mなどで結果を残している有名選手を知らなくても、100mで活躍している「桐生祥秀」「多田修平」「ウサイン・ボルト」選手は知っているといった方は多いはずです。

また、陸上競技を始めようと考えている人の半数くらいの人は100m・200mの短距離を専門種目にするのではないでしょうか。

そこで、このブログでは100mと200mで活躍するためのおすすめスパイクを8つ紹介していきます。

自分の実力を最大限出すために、0.01秒を削り出すために最適なスパイクを探していきましょう。

それでは、早速紹介していきます。

初心者向けの100m・200mのスパイクを知りたい人はコチラから

エアズーム マックスフライ

※品薄なので注意

まず最初に紹介するのはナイキから販売されている【マックスフライ】になります。

このスパイクの特徴は“アッパー”“ミッドソール”にあります。

アッパーでは”ウーブンアッパー”と”合成素材”を合わせた”フライウィーブ”という名前が付けられた特殊なモノになっています。

ミッドソールでは”エアズームユニット”と呼ばれるエアーが二つ搭載されています。また、かかとからつま先までカーボンプレートも入れられています。

この二つの大きな特徴により、体重移動がしやすくなっており、爆発的な反発力を得られることが出来ます。

世界に数ある短距離スパイクの中で最も反発力が大きいと評価を得ており、とにかく速く走りたい上級者におすすめです。

世界選手権でも多くの選手が履いており実績もあります。

しかし、このスパイクを履いて走ると「ずっと浮いている感じ」や「空回りする感じ」といった声を聞きました。

使いこなすには時間と筋力が必要ですが、使いこなすことが出来れば間違いなく今までに無い速さを体験できるでしょう。

使いこなすのは難しいけど爆発力は魅力だね。

エアーがパンクしたという話も耳にします。耐久性がないことにも注意が必要です。

ズームスーパーフライ エリート2

※上記リンクはズームスーパーフライ エリート2ではありません

続いて紹介するのはナイキの【ズームスーパーフライ エリート2】です。

こちらも先ほど紹介したスパイクと同様に上級者向けのスパイクになっています。

ソールプレートが非常に硬く、見た目でも十分分かるほど傾斜がキツくなっています。

走り方がフォアフットで鍛え上げられた筋力が無ければ履きこなすのは至難の技でしょう。

アッパーには”アトムニット”と呼ばれる素材が採用されており、足に吸い付くような快適なフィット感を得られます。

個人的にはなりますが、ナイキのスパイクが欲しいと考えた場合、ストライド走法の人が「マックスフライ」、ピッチ走法の人なら「ズームスパーフライ エリート2」が良いのではないかと考えます。

「マックスフライ」は力強い接地でエアーを潰しながら一歩一歩に大きな反発をもらう走り方、「ズームスパーフライ エリート2」は強い傾斜でピッチを最大限高めていく走り方になります。

どちらのスパイクもエリート選手向けで反発も最高なので自分の走りにあった方を探ってみてください。

このスパイクは多田修平選手・山縣亮太選手・サニブラウン選手が9秒台を出したモデルなので実績は十分すぎます。

長距離はもちろん、短距離でもナイキが旋風を起こしてるよな。

ソニック スプリント エリート2

3足目に紹介するのはアシックスの【ソニック スプリント エリート2】です。

アシックスのスパイクの中でハイエンドモデルになっています。

このスパイクの特徴はピンの長さと本数にあります。

従来の短距離用のスパイクのピンの長さは7mm~9mmであり、ピンの本数は8本ですが、このスパイクでは5mmの固定ピンが4本となっており、短く少ない仕様になっています。

一般的にピンが長い方が大きな力を加えることができ、本数が多い方がグリップ力が高まり、一歩一歩に力を加えることが出来るので反発力が高まり、速く走れると考えられてきました。

しかし、最新の研究で走りの上級者ならばピンが短くても本数が少なくても反発力に大きな影響が無いことが分かりました。

逆にタータンに突き刺さらないので接地時間が短くなり、ピッチが高まるので総合的に速く走ることが出来ます。

自分は走りの上級者だという自負がある選手とピッチ型の選手におすすめのスパイクになっています。

ジェットスプリント2

次に紹介するのはアシックスの【ジェットスプリント2】です。

このスパイクも先ほど紹介した「ソニック スプリント エリート2」同様にピンの長さは5mmで本数は4本になっています。

最近のアシックスの上級者向けのスパイクはピンを短く、少ない方向に向かっているのだと感じました。

「ソニック スプリント エリート2」の違いとしては、“フラットプレート”“屈曲性”が挙げられます。

“フラットプレート”に関しては傾斜のキツいモノよりも脚力を必要としないので安定性が強くなっています。

日本人の選手は海外の選手と比べると筋力や骨格に違いがあり、フォアフットよりもフラット接地の方が多いです。

そのため、日本人に適したスパイクだと言えます。

“屈曲性”に関しては接地時にしっかり曲がってくれるので地面を捉えてスムーズに蹴り出せる感覚が分かります。

上級者向けのスパイクでフラットプレートは少ないのでフラット走法の人には最適のスパイクになるでしょう。

また、桐生選手が監修しているスパイクでもあるので、「桐生選手に憧れています」という人にもおすすめです。

ジェット桐生だなんて言われてるらしいね。

メタスプリント

※上記リンクはメタスプリントではありません

5足目に紹介するのもアシックスから発売されている【メタスプリント】です。

このシューズの特徴はなんと言っても“ピンレス”ということでしょう。

「スパイクなのにピンがない!?」という頭の中に?が浮かんでいる状態ですね。

短距離スパイクで重要になってくる反発力とグリップ力はどうなのかというと全く問題無いです。反発力に関しては上で紹介した2つよりも大きいでしょう。

この爆発的な反発力を生み出している要因はとても硬いカーボンプレートにあります。

力強く接地することでカーボンを曲げることができる筋力があれば跳ねるような大きな推進力を得られます。

また、プレートに”ハニカム構造”が採用されておりタータンと噛み合い、滑ると言うことはありません。

もともと、ピンが刺さる感覚が好きではないといった人やタータンに突き刺さる時間さえも無駄と感じるトップ選手におすすめです。

アシックスの短距離スパイクの中で頂点に君臨する商品なので試してみる価値は誰にでもあると思います。

次世代の新しいスパイクということでクセがあるので注意が必要です。

アディゼロ プライム SP2

続いて紹介するのはアディダスから販売されている【アディゼロ プライム SP2】です。

コチラのスパイクはアディダスの中でハイエンドとなっています。

このスパイクも先ほどの「メタスプリント」と同様にとても硬いカーボン素材が搭載されています。

そのため、強い脚力を必要としてカーボンを屈曲させることが必要になります。

走っている感覚としてはピンで地面を捉えるというよりも、強く屈曲させて後はカーボンの力で弾むイメージになります。

また、ミッドソールの形状により、フォアフットで走る選手に向いている一足になっています。

このスパイクを履きこなせるようになれば中盤から後半にかけてスピードを出して維持出来るはずです。

接地時間が短いピッチ走法でパワースプリンターに最適なスパイクです。

クロノ インクス9

7足目に紹介するのはミズノの【クロノ インクス9】です。

このスパイクは昔から数々のモデルチェンジを経て多くの選手に愛されているシリーズになります。

歴史があるので買って間違いはないでしょう。

中長距離ならナイキのシューズ、短距離ならミズノのシューズが非常に人気になっています。

アッパーにはクロノインクスの代名詞になっている“スケルトンアッパー”が採用されており軽量性は抜群です。

さらに、テープやベルトが設けられているのでしっかりと固定でき、フィット感も最高です。

また、他の上級者向けのスパイクは多少なりともクセがありました。しかし、このクロノインクス9は圧倒的に走りやすいです。

スタートから中間、後半までスパイクの反発力・プレートの硬さ・重心移動のしやすさがバランス良く仕上がっています。

いままで、初心者向けや中級者向けのスパイクを履いていた人がレベルアップするために新しいスパイクに履き替えたいと考え出した際に有力な1足になります。

11秒前半から10秒台に突入したい人におすすめだな。

エックスブラストNEO

※上記リンクはエックスブラストNEOではありません

最後に紹介するのはミズノの【エックスブラストNEO】です。

このスパイクはミズノのハイエンドモデルになっています。

コンセプトとして“ぶっ飛ぶような反発感”が挙げられます。

その名の通りこれまでにない爆発的な反発を得ることが出来ます。

今まで紹介してきたスパイクの中で「マックスフライ」に似ているのかなと感じます。

アッパーには”ウーブンアッパー”が使われています。

「マックスフライ」との違いは”ウーブンアッパー”の数になっています。「マックスフライ」では2枚、「エックスブラストNEO」では1枚になっています。

このことにより、フィット感が損なわれているのではないかと考えてしまうかもしれませんがそんなことありません。ミズノお得意の可変ベルトを締めることで頼もしいホールド感があると同時に軽量化にも成功しています。

ナイキの「マックスフライ」は耐久性に乏しいので、同じような感覚で走れる「エックスブラストNEO」は練習でも満足に使うことが出来るので候補として全然アリだと思います。

耐久性についてそこまで考えなくて良いのは嬉しいね。

まとめ

UnsplashChau Cédricが撮影した写真

初心者向けの100m・200mのスパイクを知りたい人はコチラから

今回は短距離のレースで勝つためのハイエンドモデルを8つ紹介してきました。

気に入った1足はありましたか?

今回紹介したスパイクはどれも上級者向けのモノになるので自分の脚力や今の自己ベスト、今後の目標と照らし合わせながら最適の1足を見つけていってください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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